他人じゃないけれど (キャラ文庫)

著者 :
  • 徳間書店 (2011年4月27日発売)
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本棚登録 : 306
感想 : 31
5

初読作家さん。名前は知ってたけど違うシリーズが欲しくて…でもたまたま何気なく手に取った作品。
私、これすごく好きでした!
購入大成功。
初めて手にした本が面白いと、その作家さんの作品揃えたい病になるんだよなー。なんかそうなりそうで自分が恐ろしい。

中盤までは家族の話し、というか、好きだと思ってた義父への感情が恋愛ではなく家族愛だった。
後半からは、本当は嫌われてると思っていた義兄のことを好きになっていた。でも義兄にはやっぱり自分は嫌われてるとしか思えなくて…。と恋愛色が出てくる話し。

中盤までの話しが切ない。
篤史がけなげ。
忍が篤史のことを好きなのは分かったけど、はっきりしなくてもんもんとした。
でも後半読んでくと、けなげなのは忍じゃん!と思える。そして忍に萌えました。だらしないところとか変態なとことかも愛おしくなった。
SSの『恋人ではあるけれど』読んで、幸せな気持ちに。基本忍の変態っぷりが書いてあるんだけどね。2人が同じ家で幸せなら何でも良い気がしてきたんだよね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: BL小説
感想投稿日 : 2020年9月16日
読了日 : 2020年9月15日
本棚登録日 : 2020年9月15日

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