じつは食べられるいきもの事典

  • 宝島社 (2020年3月6日発売)
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本棚登録 : 180
感想 : 15
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じつは食べられる生き物60種を分かり易く紹介、解説。
・マンガ「食べることは生きること」byぽんとごたんだ
・「知っておくと理解が深まる」用語解説
第1章 じつは食べられる陸・空の生き物たち
第2章 じつは食べられる海・川の生き物たち
第3章 じつは食べられる虫のなかまたち
第4章 日本以外ではあまり食べられない生き物たち
第5章 過去に食べられた生き物たち
コラム①~⑤
さくいん、参考文献有り。
2ページにDATA(分類、食用する国・地域、代表的な料理、
味の特徴)、レア度、イラスト、紹介と説明文での、構成。

人間の食文化の多様性。こんな生き物も食べちゃうんだ~。
小学校高学年でも読めるだろう、ふりがな付きの易しい本です。
それでありながら、大人の感性をも、くすぐる面白さもある。
特に、味の実証はかなり興味が湧きました。調理次第なんだ。
じつは食べられる生き物60種、内16種は実食しています。
日本以外ではあまり食べられない生き物たちはもちろん、
長野の父の実家で味わった、ヤギのミルクとイナゴの佃煮。
母の実家で食べた養殖の茹でたザリガニは美味しく、
成田の参道で季節になったら買ってきます。
飲み屋ではウシガエルの唐揚げ。
生きるために身近な生き物によって、こういう食べ物を
得ていたという、実感。その地域の歴史や文化を感じます。
また、変わらないようで変わってきている食べ物と生き物。
近所のイベントでコオロギのチョコが売られていたように、
今後、今まで食べられなかった生き物や虫が、
食卓に登場することもありそうですね。
何よりも、人間は調理が出来る生き物だから(^^♪
カメノテとオオグソクムシは食べてみたいなぁ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 理科系
感想投稿日 : 2022年10月22日
読了日 : 2022年10月22日
本棚登録日 : 2022年10月14日

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