人生が変わる「朝5分」速読勉強法 (講談社+アルファ文庫 B 51-1)

著者 :
  • 講談社 (2005年1月1日発売)
2.94
  • (2)
  • (1)
  • (22)
  • (5)
  • (1)
本棚登録 : 101
感想 : 9
3

【要旨】
 知財社会を生き抜くためには「生涯学習」が求められる。また、時間が有限であるため、そこに効率が求められる。こうした背景の中で「速読勉強法」が必要となってくる。近年話題になっている速読(右脳型)は本を読む(字を追う)ことを意識している。しかし、本を読むということは内容を理解するということであり、「速読勉強法」は旧来の速読とは似て非なるものである。
 まず本を速く読むためには、「速く読む」という意識だけで変わってくる。その他に飛ばし読み、探し読みなどの技術もある。こうした基盤の中で「三回転学習法」が提案される。1回目は速読によって、全体像を大まかに把握する。2回目は本格的な内容学習であり、対象となる事項を理解し、基本的知識は記憶するよう努力する。同時に、重要箇所にはマーキングする。3回目はマーキングされた重要箇所をなぞり読みする。ただし、これはインプット方法であり、別途アウトプットの訓練を行う必要がある。

【感想】
 衝動買いした本だが、同じ本を別の読み方で3回読むというのは面白い着眼だと思った。ただし、明らかに資格取得(暗記)向けの勉強かとも思う。その分野の知識を蓄えたいのであれば、同じテーマの本を複数読んだ方がいろいろな視点からの知識が取り込めて良いはず。
 さらに言えば、資格のための勉強であれば、そもそも「教材」の選び方まで踏み込んでもらえれば、さらに有意義だと思う。

【目次】
プロローグ 「速読勉強法」で知財社会を勝ち抜こう
第1章 いまほど速読が必要な時代はない
第2章 いい速読法、悪い速読法を見分ける
第3章 「速読勉強法」で「知価社会」へ切り込め
第4章 ビジネスマンのための「速読勉強法
エピローグ 「速読勉強法」で豊かな人生を勝ち取ろう

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 自己啓発
感想投稿日 : 2008年10月18日
本棚登録日 : 2008年10月18日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする