侯爵様と女中 (アイリスNEO)

  • 一迅社 (2016年1月30日発売)
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感想 : 5
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婚約を破棄された男爵令嬢が、元・婚約者の好敵手の家を支援するため、こっそり女中になることを決意した……

というあらすじにワクワクしてみたものの、彼女が好敵手の家の女中になることで、好敵手の家の繁栄に繋がるとかそういった展開はなく。軍師を思わせる活躍を何となく想像していた身としては、あれ?と思いつつ、これ恋愛ものだぞとセルフツッコミしてみたり。

各キャラクターの設定内容は面白いけれども、だからこそもう少し登場シーンを増やして欲しいなと思ったことが何回か。
あと、ヒロインの障害となるキャラはいるけれども、やる事が機械的というか作られたような印象が。ヒロインの障害となる行為をすること以外の、そのキャラ自身の人生というか世界の広がりを感じにくいかも知れない。

ヒーローがヒロインを好きになる瞬間、ヒロインがヒーローに好意を持つまでの流れを丁寧に追ってみたかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年5月6日
読了日 : -
本棚登録日 : 2018年5月6日

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