小説集 真田幸村

  • 作品社 (2015年10月28日発売)
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本棚登録 : 30
感想 : 5
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「真田幸村」を題材にした、
お歴々の歴史小説家による、
8編の短編からなるアンソロジーです。

とは言え、その内訳は、
祖父の幸隆が1編、父の昌幸が1編、
猿飛佐助が2編、その他が3編で、
幸村を描いた作品は、1編のみです…。

元々、幸村に関する史料は、「大阪の陣」のみですし、
(「関ケ原の戦いは」、昌幸がメインとなるので…)
幸隆→昌幸→幸村と続く3代の大河を描くことによって、
幸村個人のパーソナリティが表現される作品も多ぃので、
おのずと、こぅいうラインナップで編纂したのかな~と。

収録されているそれぞれの作品は、
お歴々の歴史小説家さんらしく、
短編といぅ限られた尺の中で、
それぞれに特徴的なお話となっており、面白かったです。

いろんな作品を読んでみた中で、
切り口として、兄の信之の視点からの雪村像といぅのも、
ちょっと面白そぅじゃない??…と、最近、思ってます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年12月18日
読了日 : 2015年12月18日
本棚登録日 : 2015年12月10日

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コメント 2件

noneob3さんのコメント
2016/03/04

同感ですね。
今年の大河ドラマ「真田丸」の関連でこの本を見つけました。
池波正太郎著の短編の信之のところを読んで、そう感じました。
三谷幸喜さんの脚本と大泉洋さんの今後に期待です。

河童猿さんのコメント
2016/03/04

>noneob3さん
本作品の後、岳真也さんの「真田信幸-天下を飾る者」という作品を読んでみました。
下記(↓)に、レビューを投稿しています。よろしければ、ご参考までに…。
http://booklog.jp/item/1/4861825601

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