悪夢機械 (新潮文庫 テ 10-1)

  • 新潮社 (1987年12月1日発売)
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本棚登録 : 137
感想 : 12
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読んだことのあるディック作品といえば『パーマー・エルドリッチの三つの聖痕』のみという完全な門外漢状態で読み始め。晩年の作というラスト2篇はあまりピンと来なかったが、それ以外はどれもバラエティに富んでいてSF的趣向や仕掛けを堪能できる。「少数報告」は後に「マイノリティ・リポート」の名で映画化もされていて、原作とはだいぶ変わっているようなのだが、そもそも観たことがないのでネタバレ感もなく、こちらも普通に楽しめた。解説で知ったがディックは元々短編作家だったようで、ならばこそ未収録作を集めても秀作揃いなのね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF
感想投稿日 : 2020年6月1日
読了日 : 2020年6月1日
本棚登録日 : 2020年6月1日

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