「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)

  • 静山社
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感想 : 1048
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図書館で借りて読了。
ついに最終巻……しかしここでも本当に……本当に辛かった…。ハリーは確かに過酷な運命を背負っていますが、それなのにここまで同情する気にさえなれない主人公って…。
どうして共に旅をしてくれる友に八つ当たりするのか…どうして亡くなった師の言葉を信じず悪態ばかりなのか…。
終盤は、完全な悪では無かろうというスネイプ先生の真の考えを知る事が一番の目的になっていた節がありましたが驚くほどの事でも無かったというか…。
結局スネイプ先生の中に純潔以外を蔑む感情が無かったわけではないし、それはつまりハリーはともかくハーマイオニーへの許しがたい言動はただの本音だったわけで。
それにハリーの父親であるジェームスが性格が悪かった事もただの事実かな…?という…。
途中次々仲間の命が失われていく辛さを越えた先の結末にも大きな感動は無く……とにかく読み終えたという達成感だけでした…。
お国柄なのか作者の性格なのか、この我の強い主人公で良かったんでしょうか…と言いたくなりますが、これだけの人気作になったということは良かったんでしょうね…。私には合わなかっただけで…。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年9月23日
読了日 : 2015年7月24日
本棚登録日 : 2015年7月24日

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