karicanoさんの感想・レビュー

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監督 : J.J.エイブラムス 

出演 : クリス・パイン  ザッカリー・クイント  ベネディクト・カンバーバッチ 

• パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン

WOWOW字幕版視聴。吹替え版も保存予定。
スタートレックは子供の頃にテレビシリーズを少し見ていた記憶があるだけで映画は全部未視聴でした、が、ベネディクトの出る今作を観たいが為に、今回WOWOWで一挙放送された過去作を順に見た結果、１～６の宇宙大作戦メンバーにすっかり愛着が湧いてしまったという…。
また、2009年版を観る時間が取れずに先にいきなり今作を見たのもあってなかなか若いカークに馴染めませんでした。確かにカークは強引なところもあるけれど、そして若い設定ではあるけれどそれにしても未熟すぎる気が…。
スポック、マッコイはオリジナルの雰囲気がかなりあった気もします。
またオリジナルの雰囲気とは違うものの、スコッティのコミカルな魅力はこれはこれでかなりいい感じでした。
肝心のお目当てだったベネディクト演じるカーンは存分に存在感と不思議な魅力を発していました。
決して相容れない存在であることは見る人間には解っているのに、途中の時点では半ば信じてしまうカークの気持ちが解るというか…あのベネディクトの説得力溢れるスピーチ力と目力は凄いですね。
アクションは早すぎてもったいないくらいでした。一つ一つをもう少しじっくり見たい。クリンゴン人大虐殺のシーンはある程度は吹替えでしょうがシルエットの美しさは見惚れるものがありました。

ストーリー的には…割とツッコミどころもありつつ…いやかなりある、かな？
でも２を見た人間には中盤の山場で「あの時とカークとスポックの立ち位置が逆…！」という感慨もあったりで、過去作を観たからこその不満は有れど、過去作を好きな人間へのサービスも感じる作品でした。
全体の映像、青に寄った画面の色味はかなり好みです。
星は４まではいかないけど3.5まではあげたい感じですね。

感想投稿日 : 2014年7月19日

読了日 : 2014年7月19日

本棚登録日 : 2014年7月19日