愛媛県で実際に起きた事件をもとに作られた作品なんですね…。美智子、エリカ、陽向…3世代に渡った負のスパイラル…美智子のような母にはならない、いつも笑顔の絶えない賑やかな場所で子供達と過ごしたいとエリカは強く願ったが、だんだんと子供達の知人、友人のたまり場のようになっていき…それは取り返しのつかない事件を引き起こすきっかけになった…。
母と娘の物語…読んでいてすごく苦しくなった…みな母を愛し、許し、そして愛情をもって母として子を育てているのだけれど、ゆがんだ愛情っていったらいいのか、不器用なのか…はたまた、結局は子より自分が一番なのか…。
長い年月はかかったけれど、紘子さんがいてくれたから、守ってくれたから陽向は母との関係を見直すことができたんですね!ホント、読むことにすごいエネルギーが必要な作品でした。「イノセント・デイズ」も読みたいと思いました!
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
早見和真
- 感想投稿日 : 2022年12月8日
- 読了日 : 2022年12月8日
- 本棚登録日 : 2022年12月7日
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