で、今日は「海蝶 鎮魂のダイブ」のレビューを!前作「海蝶」の続編、今作も日本初の女性海上保安官潜水士「海蝶」、忍海愛です。で、今作には東日本大震災の時に津波から愛を助けた、元海上保安官の佐崎純平が登場し、なんと2人はお付き合いすることになります!!震災から11年の時を経て再会し惹かれ合うふたり…でも、そこにも震災を経験した心の傷が深いことが影響して、「海蝶」としての仕事にも大きく関係することになる…。そんな中、ふたりは愛が休暇を取得しフェリーに乗船し北海道旅行へ出かけることになったが、フェリー内に有毒ガスが発生し…。
途中までは、愛と佐崎がとってもいい関係を築けていたし、なんかいいなぁ~とか、ほほえましく思いながら読んでいたのですが…だんだんと読んでいるこっちまで心が痛くなりました。被災者さんの心の痛み…、その後の生活再建…本当に色んな事を考えさせられました。この作品を読んで、年月が経過しているからこその心の痛みをが置き去りにされている現状にハッとさせられました。
あ…でもでも、ラストはよかったなぁ~震災を経験した愛と佐崎だからできることに気づけてよかったです。熱烈に続編を期待してしまいます。1Q84O1さん、読めてよかったです。ありがとうございます!
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
吉川英梨
- 感想投稿日 : 2024年1月10日
- 読了日 : 2024年1月10日
- 本棚登録日 : 2024年1月10日
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コメント 2件
1Q84O1さんのコメント
2024/01/10
かなさんのコメント
2024/01/11