ビストロ「パ・マル」は、下町にある小さなフレンチレストラン、「パ・マル」は、フランス語で「わるくない」という意味で、三船シェフ、志木スーシェフ、金子ソムリエ、そしてギャルソンの高築の4人で主に切り盛りしているお店…シリーズ4作目で、テレビドラマにもなった作品です。
今回も三船シェフが、来店者自身が気づきを得られるような「フランス料理」を提供する。大きな事件の推理をするとか、深まっていく謎を解くとか…そういうお話では決してなくて、どちらかといえばささやかな感じだけれど、だけどそれがまた家庭的というのかいい感じなんですよねぇ~この作品っ!私、フランス料理には縁遠い生活をしているので、この作品に出てくるお料理も実はピンとこないんです。それでも、共感できる「パ・マル」の4人や、お客さんとの距離が近く感じられるんです。
娘の高校合格祝いに訪れた家族、テイクアウト商品を度々1人分購入していく男子中学生、開催した料理教室での参加者同士のトラブル、母のことを思う2人兄弟、プロポーズを意識した恋人同士、他店のオーナーとシェフ、また従業員が定着しないと悩む他店のシェフなどが登場します。コロナ禍や世界情勢の悪化による影響も、過大に受けてしまった「パ・マル」ですが、これからも応援したい気持ちになります(*^^*)
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
近藤史恵
- 感想投稿日 : 2023年11月5日
- 読了日 : 2023年11月5日
- 本棚登録日 : 2023年11月5日
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コメント 6件
ヒボさんのコメント
2023/11/05
1Q84O1さんのコメント
2023/11/05
かなさんのコメント
2023/11/05
かなさんのコメント
2023/11/05
1Q84O1さんのコメント
2023/11/05
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2023/11/05