目の見えない白鳥さんとアートを見にいく

著者 :
  • 集英社インターナショナル (2021年9月3日発売)
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本棚登録 : 3670
感想 : 342
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全盲の白鳥さんと一緒にアートを見に行く…どういうことなのか?見えないのに見たい…実際に足を自ら運んで、その場でどんな作品なのかを説明してもらいイメージを膨らませる…コミュニュケーションを経て、その場の雰囲気を楽しむということなのだとわかりました。

目が見えるようになるとしたら、それを望むか?の問いに白鳥さんは過去にさかのぼって見えるようになるのならいいが、今は特に不自由も感じないし望まない…そう答えていたのが印象的でした。それと、目が見えない人、白状をついている人を見かけると、つい大変そうだなぁ、とか、困っていることも沢山あるんだろうなぁ、とか感じてしまっていましたが、でもそれは大変な思い違いだったこともわかりましたし、なによりその考え自体が対等ではなかったと反省しました。

この作品を知ったのは、何冊か読ませていただいた喜多川泰さんのホームページで紹介されていたこと、その後「Yahoo!ニュース本屋大賞2022年ノンフィクション本大賞」を受賞されたこと、そしてお世話になっているまことさんのレビューから是非に読んでみたいと思いました。白鳥さんと筆者の川内有緒さんとその友人たちが実際に鑑賞したアートがカラーで掲載されているもいいですね!読んでいる私も一緒に連れて行ってもらえたような、なんとも得した気分になれました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 川内有緒
感想投稿日 : 2022年12月7日
読了日 : 2022年12月7日
本棚登録日 : 2022年12月6日

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コメント 2件

まことさんのコメント
2022/12/07

かなさん。こんばんは♪

名前を出してくださりありがとうございます。
でも、何もお世話はしていないので、(*^^*)。
喜多川泰さんの、ホームページがあるのですか。
私も以前、数冊拝読した、作家さんです。
そのうち、覗いてみたいと思います。

かなさんのコメント
2022/12/07

まことさん、こんばんは。
コメントありがとうございます(^^)
まことさんにはいっぱいお世話になっていますよ!
まことさんのレビューはいつも参考にしながら
読みたい作品を決めています。
これからも参考にさせていただきたいので
よろしくお願いします。

喜多川泰さんのホームページには
自身の著作の紹介もしていますが、
別の作品の書評も掲載されています。
そんなに沢山の作品が掲載されているわけではないのですが
その中でもこの作品、絶対に読みたいと思っていました!
お時間のあるときに覗いてみてください。

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