医者よ、信念はいらないまず命を救え! 〜アフガニスタンで「井戸を掘る」医者 中村哲

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  • 羊土社 (2003年10月10日発売)
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感想 : 7
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 去年の今頃ですね、確か2年後にアフガン全土で総選挙を実施すると言う事でしたが、とてもそんなことが可能な社会ではない。日本で言えば戦国時代に近い社会である。そういうところで実際に総選挙ができるのか?
どんな山の中に言ってもですね、日本と言う国について連想されるのがまず日露戦争。それから広島長崎。これだけはどんな山の中に行っても皆知っている
麻薬を作る自由。逼迫した女性が売春をする自由。貧乏人がますます貧乏になる自由。子どもたちが餓死する自由。この自由が解放されたわけですね
しかしどんな場所であっても自分の置かれたところで人としての分を尽くすことが大切なのです
教育の目的は何かと言うと、端的に言って、子供たちが将来食っていけるようにすること。もう一つは、人間的な教養を身に付けて人としての善悪を知ること
医者なんて人の不幸で食っているわけでね。そんなに威張ることもないしね

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 生き方
感想投稿日 : 2021年2月16日
読了日 : 2021年2月16日
本棚登録日 : 2021年2月16日

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