18世紀イギリスにおける民衆文化にフォーカスした一冊。民は決して無力ではなく、自分たちの独自の規律と文化を持っていた。司法が動かなければ法の代執行を行い、エリート文化(大きな文化)と民衆文化(小さな文化)は決して関わり合っていなかったわけではない。相互に影響しあい、許容しあっていた。一方通行の文化ではなかった、という点は興味深かった。けれど、章の構成があまりきれいに流れてなくて、全体的にちぐはぐ感がある。あと作者が一方的に民衆文化を賛美している感が否めない・・・
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- 感想投稿日 : 2018年5月31日
- 読了日 : 2018年5月31日
- 本棚登録日 : 2018年4月9日
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