「楽園のカンヴァス」から入り、「ジヴェルニーの食卓」に続き3作目を読了。
これまでの2作と毛色が違った。
美大生の美智之輔を中心に描かれるパリが舞台の青春小説。主人公が20代前半という設定なのだが、セリフ言い回しや回想が50代以上に思えてしまい、どうも違和感を覚えた。これは読破するのが厳しいかもと思いながら読み進めた。
一体どう決着するのだろうと思いながら、読了。願っていたのと違うカップルが出来上がっていたが、せめて小説やドラマの中では「幸せな結末」を見たいので満足した。
リトグラフに対する著者の考えは、なるほど!そうだなと思わされた。読破できないかもと不安を感じつつ結局読了させられた、パリをまた旅したいと思わせてくれた1冊。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2017年7月11日
- 読了日 : 2017年7月11日
- 本棚登録日 : 2017年7月7日
みんなの感想をみる