どこかゆがんだ家族関係の中で生きている有加の視点から、舞台女優だった祖母を中心に、自宅に集う人たちとの交流と通しながら、人の暖かさにふれていく作品。人はいつ死ぬかはわからない。それは明日かもしれないし、明後日かもしれない。そんなセリフを聞くと、自分の一日の過ごし方を考えさせられる。死をテーマにしているわりに、あまり重くはなく、さらさらと読めるけれど、どこか物足りなさも。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説(大島真寿美)
- 感想投稿日 : 2013年5月23日
- 読了日 : 2013年5月23日
- 本棚登録日 : 2013年5月23日
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