おしゃれは時間とともに発酵する。おいしいワインのようなもの。
好きなものを身に着けてきた道筋、積み重ねられた時間の軌跡がからだにしみ込んで、
それがいつしか芳香を立てる。その芳香こそがその人のベーシックだ。
自分のベーシックをどう作っていくか。
それは自分のキャラクターとおしゃれとの相性を見極めることだ。
流行とは構築と破壊の繰り返しであり、
それが人間の普遍の真理であると思わないではいられない。
流行は移り変わるからこそ意味がある。
移り変わり消えることで浄化されるものがあるからだ。
そして過去を繰り返すことで人は記憶を確かめ安心する。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
リベラルアーツ
- 感想投稿日 : 2013年1月23日
- 読了日 : 2013年1月22日
- 本棚登録日 : 2013年1月21日
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