おしゃれのベーシック (文春文庫 み 27-2)

著者 :
  • 文藝春秋 (2009年6月10日発売)
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本棚登録 : 96
感想 : 9
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おしゃれは時間とともに発酵する。おいしいワインのようなもの。
好きなものを身に着けてきた道筋、積み重ねられた時間の軌跡がからだにしみ込んで、
それがいつしか芳香を立てる。その芳香こそがその人のベーシックだ。

自分のベーシックをどう作っていくか。
それは自分のキャラクターとおしゃれとの相性を見極めることだ。

流行とは構築と破壊の繰り返しであり、
それが人間の普遍の真理であると思わないではいられない。

流行は移り変わるからこそ意味がある。
移り変わり消えることで浄化されるものがあるからだ。
そして過去を繰り返すことで人は記憶を確かめ安心する。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: リベラルアーツ
感想投稿日 : 2013年1月23日
読了日 : 2013年1月22日
本棚登録日 : 2013年1月21日

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