ディスカバリー・ドリブン戦略: かつてないほど不確実な世界で「成長を最大化」する方法

  • 東洋経済新報社 (2023年8月23日発売)
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ディスカバリー・ドリブン
 一定の計画を持ちつつ、不確実性要素を仮定し、アジャイル型で進めていく
 学習しながら軌道修正   リアルオプション理論との親和性
 理論=原因と結果を解き明かしたもの  カテゴリー分け

◆1.状況を知るための8つの方法
 情報が集まる仕組み/思考の多様性/機敏性/小さな賭け/外へ踏み出す
 /情報公開/現実から逃げない/今、展開しつつある未来と向き合う

◆2.指標
 遅行指標 =行動の結果
 現行指標 =量(コスト、消費量、キャッシュフロー)
 先行指標 =質  何が変わらないか? →不確定要素を並べる
  情報のクオリティが高まるほど流れを変えられなくなる 

◆3.優位性の低下サイン
 異なるバリューチェーン  多元的な可能性を持つ複数の戦略
  資源やその取得者、その競争を変える 消費体験や特性を変化させる

◆4.顧客理解
 既存サービスの怒りを利用(レンタルビデオの延滞料金→ストリーミング) 
 制約分析:消費チェーン(過程)、特性マップ(反応)、完了すべきジョブ
       Netfix →競争相手は余暇のすべて

◆5.戦略 「雪は先端から溶け始める」
 曲がり角の先を予見するには末端(最前線)に身を置く
 正しさの論争よりも不確定要素を特定する
 低コストの失敗経験、仮説の実証、マイナス面よりも行動のプラス面を見続ける
 デジタル革命の破壊力 →ビジネスモデルを制限するパラメータに影響が及んだ時
 仮説指向計画法 :多くの情報、パターン見抜き、仮説検証、資源まとめ

◆6.組織文化
 戦略というコンセプトは何の役に立つのか?
 全ての人に権限とサポートを

◆7.リーンスタートアップ
 転換点=制約を変えるもの  今までうまくいっていた前提 をくつがえす
 イノベーションを拒むもの
  :インセンティブ欠如、既存勢力、目先の成功、恐怖心、無責任、顧客志向欠如
 緊迫感→行動→限定的思考錯誤→時局に便乗→ルーチン化→仕組化→リニューアル

◆8.イノベーティブなリーダー像
 難しいのは、転換点を見抜くことではなく、
 その意味を理解し、向かうベクトルを決め、生き延びられる組織を作ること
 SPARK SHARON PRICE JOHN
  See it Plan it Action it Run it Keep the faith
  先を見通せ、計画せよ、行動せよ、続けよ、思いを貫け
   https://www.adammendler.com/blog/price-john

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス
感想投稿日 : 2023年12月13日
読了日 : 2023年12月15日
本棚登録日 : 2023年12月3日

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