死の棘 (1977年)

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感想 : 7
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 一人の男のいたたまれない姿に、同情してしまうのは、なぜだろう・・・男が悪いのに。・・・いやこの常識はまちがっているのかもしれない。
 最後まで読んだけど、つらいの一言に尽きる作品だった。最後まで救いの光が見えてこない。狂う妻に付き添う夫の寂寥感がなんとも言えない作品だった。
 伸一とマヤの今後が心配でならない。

 愛情深い妻が、夫の不倫により壊れていき、それを支える(?)一緒に感化されていく物語。最後は妻と夫が入院するところで終わっている。

 ・・・が終わりの見えない物語

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 9 文学
感想投稿日 : 2017年9月7日
読了日 : 2017年9月18日
本棚登録日 : 2017年9月7日

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