呪詛抜きダイエット

著者 :
  • 大和書房 (2014年7月18日発売)
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本棚登録 : 260
感想 : 30
4

この本を本屋で見つけて、買おうかどうかかなり迷ってしまった。
今まで何冊か田房永子さんのマンガを読んできて、もう大体の事は出尽くしたのかな・・・、似たような内容なんだろうな・・・と思いつつ・・・
田房永子さんのマンガは加藤諦三さんの本のように、しばらくすると何故か読みたくなる。
同じ悩みを抱えている私にとっては何となく中毒性のある本だと思う。

今回は自分の容姿・・・主にダイエットについて外側からだけでなく、心から改善して痩せた体験談を綴った内容。
読んでいて意外だったのは、以前読んだマンガに出てたゲシュタルト療法の際に、実は夫にキレる事よりも今回の食べるのをやめられない事の方が悩みだったということ。
第三者の私からすれば、警察を呼ぶほどの事態になった、夫にキレる方が深刻な気がするけど、それだけご本人にとって痩せること、食べるのがやめられない事は深刻な悩みだったんだな・・・と思った。

今回、田房さんは内面的な事に関してはヒプノ、ゲシュタルト療法、精神科・・・といった所で相談したり、ワークを受け、身体の方で言えば、ネットでお得なクーポンの使える様々なトレーニングやヨガ、エステに行っている。
自分を変えたいってただ思うだけでなくて、実際にこんなに行動するなんて・・・本当にすごいと思う。
その中では失敗に近いようなものもあるけど、それにもメゲずに色々試しているのが素晴らしい!
だから変われたんだなって思って尊敬した。

内面的な事に関してはやはり、母親だけでなく、母方の女性たちが関係していた。
その人たちは自分の内面にあるものを全く気付いてなくて、そのまま生きていってこの生涯を全うするんだろうな・・・と思う。
そういう人にこそ、人を傷つけないようにするために心のワークが必要だと思うのに。

今回、ヒプノのワークで、田房さんが足軽の姿を見たというのがユニークだな~と思った。
普通、扉というと、西洋風のものをイメージする人が多いと思うけど・・・。
私の中には全くないイメージなので、そういうイメージもあるんだな~と、何だか新鮮だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 生きるヒントをくれる本
感想投稿日 : 2019年12月6日
読了日 : 2019年12月7日
本棚登録日 : 2019年12月6日

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