残念ながら導入部分までは楽しめたが、後半は全く楽しめなかった。理由を考えてみたが、まず、ストーリーがモタモタしすぎる。話の核心である重要な事実についても、インパクトがあまりない。それと、人物の描写が話の展開(都合)にあわせて動いてしまって、人物像がボヤけてしまい、感情移入できない。主人公のはずの秋谷の行動に一貫性が感じられない。
全体的に、果たしてあの時代の武士、百姓がそのような言動をするであろうかという違和感が、特に後半になればなるほど、ありすぎた。
趣味の問題と思うが、私は出来るだけ時代劇には、そういった「リアルさ」を求めてしまい、登場人物の言動、考え方に現代人的な味付けが入り込んだ場合は、白けてしまう。
他の人の評価は高いようだが、私には合わなかった。
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- 感想投稿日 : 2017年4月28日
- 読了日 : 2014年12月14日
- 本棚登録日 : 2017年4月28日
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