封印される不平等

著者 :
制作 : 橘木俊詔 
  • 東洋経済新報社 (2004年7月1日発売)
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感想 : 12
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総中流が崩れてから日本の社会の機会不平等が知らぬ間に進んでいる。親の収入と子供の学歴にははっきりした関係がある。収入格差も広がってきており、結果として貧乏人の子供はいつまでも貧乏という階級が作られてしまう・・・4人の専門家の座談会。

・良い階層にいる人は自分の努力のせいだと思いたい、低い階層にいる人は運のせいだと思いたいという心理が不平等から目をそらさせてしまう。
・機会不平等な社会は結果として非効率である。
・アメリカの学歴社会化、北欧の断種による均質化(良く知らないので調べてみたいと思います)など

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2006年4月16日
読了日 : 2006年4月16日
本棚登録日 : 2006年4月16日

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