ちっこい唯我独尊の暴君お嬢様、梅ノ森千世がメインのお話。
巧たちと遊ぶために千世が作ったサークル。でも、ストレイキャッツを切り盛りしなければならない巧たちにとっては、それどころではないと、ついついおざなりにしてしまう
千世がサークルを作った本当の意味を理解できないままに。
そこに、千世の友人(?)たる竹馬園夏帆が良案を持ってくるのだが、千世の思いと巧たちストレイキャッツの面々の思いとはすれ違うばかりで・・・
結局、千世も迷い猫だったんですね。
彼女の「お手」がどういう意味だったのか、彼女が理不尽な暴君で見られていたことさえも。
全ては寂しさから来た迷い猫。ストレイキャッツに魅かれてきた迷い猫。
さて、なんにしろ夏帆さん、思うところがありそうな引き方。
いずれストレイキャツの面々を引っ掻き回す存在になるんじゃないかな?
アニメ・コミックスとも、この巻を題材にした話は良い出来であったと思います。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
集英社スーパーダッシュ文庫
- 感想投稿日 : 2010年6月10日
- 読了日 : 2009年1月9日
- 本棚登録日 : 2009年1月9日
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