生徒会ばーさす! 2 〜ドリルお嬢様の襲来〜 (生徒会ばーさす! シリーズ) (スーパーダッシュ文庫)

著者 :
  • 集英社 (2009年10月23日発売)
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感想 : 2
4

「お嬢様」というと金髪ドリルがデフォなんでしょうか?それもライバル的な立ち位置のキャラは・・・と疑問を覚えたことは、ある意味どーでも良くて。
前巻で白姫学園の暴君お嬢様・天井院神菜との勝負に勝利し、『女子』セーラ服から『水兵』セーラー服に衣替えした(というかさせられた)紫藤水樹たちZ組男子の面々。
今一度勝負を仕掛け、まともな制服を切望する水樹に近づくお嬢様:土御門エレナ。
エレナは神菜率いる生徒会が、度重なる水樹たちZ組男子との勝負に負けていることや、一部生徒たちの不満をたてに『真生徒会』なるものを発足させ、神菜に宣戦布告をする。・・・相手にされませんでしたがね(笑)
でも結局は、水樹に対する恋心というか、エレナに対する憤りというかで勝負に応じてしまう神菜は、なんというか乙女心全開です。
神菜・エレナ・今回はオマケの感が拭えない水樹も三者三様の思惑の中で行われる勝負の一つは『白姫の華』たるミスコン。
男子も『女装」すれば参加可能というのがルールですが、本音は水樹を女装させたかっただけというのが、なんとも神菜らしい。勝手にエントリーすらしてますしね。
結果的に言えば、このミスコン勝負で男子制服の件はさらに悪化するのですが、オマケとして水樹を巡るトラブルにエレナも参加することになりました。
なお、今巻の見ものはコスプレしたお嬢様たちでも、水樹と葉月兄妹の腹黒対決でもなく、Z組のオアシス芹沢クンではないかと。
贅沢を言うならば、ミスコン時のアイドル衣装の挿絵も見たかったです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 集英社スーパーダッシュ文庫
感想投稿日 : 2009年11月18日
読了日 : 2009年11月18日
本棚登録日 : 2009年11月18日

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