引っ越した家のボロボロのガレージで、僕は彼を見つけた。リウマチの体はガチガチで、虫とほこりで真っ黒の彼。僕は彼のことを父さんにも話さないことに決めた。
生まれたばかりの体の弱い妹、不思議なしっかり者の隣の家の女の子、懐かしい学校の友だち。
やがて物語がゆっくりとステップを踏みはじめる。
孤独はひとりぼっちなのではなくて、透明な膜に包まれているようなものなのだなと思った。見えているのに、そこにいるはずなのに。
手を伸ばして触れあえたから、何かが変わったんだろう。進化なのか、奇跡なのか。
タイトルと表紙イラストで、ずっとSFと思いこんでました。が、読み始めてみるともしやミステリー?いえ、ジュブナイル小説でした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
9類:YA(海外)
- 感想投稿日 : 2021年5月12日
- 読了日 : 2021年5月12日
- 本棚登録日 : 2021年5月12日
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