レシートを捨てるバカ、ポイントを貯めるアホ (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版 (2010年12月10日発売)
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企業でやられている方法を導入する。
コスト削減の7つの方法
1.買う商品をよく知る
2.安い所から買う、安いものを買う
3.交渉する
4.条件を変える
5.ユーザーを管理する
6.使わない、量を抑える
7.見える化を実践する

効果の分かる支出は抑制せよ
効果の分からない支出は抑制するな
この言葉は一見奇妙であるが著者の経験に基づいている。

レシート節約術の4ステップ
1.ものを買ったらレシートをもらう
2.レシートを財布にためておく
3.レシートを紙に貼って眺める
4.見える化により、集計、管理を行う

まずは出来るだけ簡単な方法をとる。
レシートを集め、集計し眺めると頭が勝手に支出抑制を考え出す。
欲しいものの代替品を探す。
食料品等のプライベートブランドは費用対効果が優れている。
買い方のポイントは2点
1.後払い出来るならばそれを選択。
2.ポイントはすぐに使用。
つまり、クレジットカード払いが出来るならばそれを利用。
またポイント付与は一見安く見えるが、実際支払った額を考えるとそうでない場合がある。
我々は常に実際支払うお金を気にしなければならない。

商品を買う時には見た目の金額に気を取られてはいけない。
単位当たりの価格を気にする。
著者の貯蓄推奨額は以下。

手取り額ー標準生計費の50%
但し、安定した貯蓄を確保しつつ、
効果の分からないものへの投資、支出もやめない。
著者の体験を元に書かれたおもしろい本であった。
人間の習慣に着目することはとても納得できた。
そもそも人間はなかなか努力をしない。
まずは目に見えるようにする。
全てはそこから始まる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・雑誌
感想投稿日 : 2018年11月23日
読了日 : 2013年2月27日
本棚登録日 : 2018年11月23日

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