前回、心身ともに痛手を受けたケイ。その数年後の話になります。
今回は、物語、そして文調に驚くことが。物語については、ネタバレになるのであまり詳しくは記しませんが、「えーーーっ!それって、約束違反!」とちょっと言いたくなります。まぁ、伏線はきちんとはってありますけど、それでもねぇ。
もう一つの文調の方。これまでは、ケイの視点で描かれていて、どちらかと言うと温かみのある文章だったんですが、今回の作品は、第三者的視線で描かれていて、冷たい印象。ただ、物語の進行自体は非常にスピーディーです。ケイの視点から、第三者の視点に変わったというのは、ケイの受けた心の傷と言うのを示す意図なんですかね?
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2015年4月11日
- 読了日 : 2015年4月10日
- 本棚登録日 : 2015年4月5日
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