以前、単行本で読んだことが有るんですが、すっかり忘れて再び読んでみました。本当にすっかり忘れていて「あれ?こんな話だっけ?」と言う感じです。
3.11の東日本大震災以後に記されているので、この無能な政権(政党)のモデルは、3.11時の政権政党なんでしょうね?あまりにも無能すぎるとは思いますが、そこは演出の範囲かな。
内容的に、前半と後半で全く違っています。前半は、キッチリと新型感染症対策についてのバイオもの。このまま、バイオもので進むのかと思いきや、後半は急に神がかった話が出てきたり、住民全滅の原因が判明したりと、内容が一変。特に、神がかり的ところは、賛否がありますね。うっかりすると、駄作となりがちな設定です。
ギリギリのところで、危機が回避されるのは、この手の物語にありがちな設定です。この作品もその例外ではありません。どうかとは思いますが、こう言う治め方しか無いですかね?
ラストは、途中から予想されたとおり。このあたりは予定調和的です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2016年10月23日
- 読了日 : 2016年10月23日
- 本棚登録日 : 2016年10月23日
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