天才

著者 :
  • 幻冬舎 (2016年1月22日発売)
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本棚登録 : 2125
感想 : 288
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読書後の感想として「権力やお金を持っても最後は死が訪れるもので、その最後は悔いることが、権力を持った人は多いのかな。そうなら人として豊かに生きな方がいいのかな」と思った。
田中角栄のイメージとして「金権政治」「ロッキード事件」とダークな政治家。とでもともとは土方から始まっって建築士!庶民だったとは…現場を知っていたからこそ確実に未来を見据えられたのでは。それを上手く利用して官僚を操作し、お金をばら撒きながら金権政治を行う。現在の何も変わらない、懐に入ってしまう政治家のお金の使用の仕方と全く意味が違ってくる。

金権政治が良いか悪いかわからないけど、真剣に日本の将来を考え、未来を切り拓いてくれる人が近代日本を作ったと思うと頭がさがる。
また、アメリカや大国を跳ね返す力を持った政治家は出てくるのでしょうか?
最後に、田中角栄が言うのだから間違いねー笑
「ああ、権力というものは所詮水みたいなものなのだ。いくらこの掌で沢山、確かに掬ったと思っても栓のない話で、指と指の間からあっけなく零れて消えていくものなのだなと。」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 読破
感想投稿日 : 2016年11月6日
読了日 : 2017年6月21日
本棚登録日 : 2016年9月21日

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