騎士から逃げた花嫁 (ラズベリーブックス)

  • 竹書房 (2008年8月9日発売)
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本棚登録 : 94
感想 : 17
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ド・ピアジェ家シリーズ2作目。悪名高いバーカムシャーのコリンに嫁がされそうになったエレオノールは逃げ出して男となり、アンリという騎士として名家の娘の世話係として暮らしていた。ところがたどり着いた先はコリンの住む城で、あまりの頼りなさにコリンに特訓を受けることになる。コリンがいつ気がつくのが二人がどうやって心を通わせるようになるのかが焦点だが、前半はアンリの不甲斐なさに歯噛みする思いで不愉快ですらある。終盤はコリンの不器用で可愛らしい性格が微笑ましくてやっと楽しくなってくる。前作でコリンの妹の酷さは描かれていたがその他の家族もかなりのものなのね。この家族の中で恐ろしいと評判のコリンが、意外にもロマンティックで優しいのは奇跡。コリン、かわいいよ。2015.1

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年2月12日
読了日 : 2015年2月12日
本棚登録日 : 2015年2月12日

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