乙女と月と騎士 (ラズベリーブックス)

  • 竹書房 (2009年4月10日発売)
3.47
  • (2)
  • (5)
  • (6)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 39
感想 : 6
2

ド・ピアジェ家シリーズ3作目だが、時代的には前2作に登場したロビン伯爵の父母の物語である。なぜイングランドの北部にド・ピアジェというフランス風家名の伯爵家があるのか、その土地アルテインが彼らのものになったいきさつ等がわかる。騎士リース・ド・ピアジェとお姫様グウェネリンのお話だが、複雑に絡み合ってわかりにくい上にいわゆる不倫関係であり、子供たちもリースの血を引いていない。リースがひたすら善人なのにグウェネリンのワガママというかゴーイングマイウェイ気質がカンに触るので面白くはなかった。周りに翻弄されるリースが気の毒。ロビンの成長ぶりが頼もしかったのと、おなじみのベレンガリアの幼い日々が興味深かった。2015.1

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年2月12日
読了日 : 2015年2月12日
本棚登録日 : 2015年2月12日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする