ド・ピアジェ家シリーズ3作目だが、時代的には前2作に登場したロビン伯爵の父母の物語である。なぜイングランドの北部にド・ピアジェというフランス風家名の伯爵家があるのか、その土地アルテインが彼らのものになったいきさつ等がわかる。騎士リース・ド・ピアジェとお姫様グウェネリンのお話だが、複雑に絡み合ってわかりにくい上にいわゆる不倫関係であり、子供たちもリースの血を引いていない。リースがひたすら善人なのにグウェネリンのワガママというかゴーイングマイウェイ気質がカンに触るので面白くはなかった。周りに翻弄されるリースが気の毒。ロビンの成長ぶりが頼もしかったのと、おなじみのベレンガリアの幼い日々が興味深かった。2015.1
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- 感想投稿日 : 2015年2月12日
- 読了日 : 2015年2月12日
- 本棚登録日 : 2015年2月12日
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