海外企業買収 失敗の本質: 戦略的アプローチ

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  • 東洋経済新報社 (2014年11月14日発売)
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松本茂著「海外企業買収失敗の本質」東洋経済新報社(2014)
*海外M&Aで経営者が謳う5つの利点。
(1)時間を買う、(2)世界市場占有率を獲得する、(3)シナジーを生む、(4)現地の有能な経営者の獲得、(5)円高を利用する。
*海外M&A成功判定基準
・買収後4年目を始点として、対象事業セグメントと地域/海外セグメント営業利益両方で最高益更新率50%以上を実現したケースを成功とする。
・買収後に自社が破綻、あるいは買収した事業を売却、撤退したケースは失敗とする。
*時間軸を買う
成功例:10年の長期で持続的な利益成長に照準
失敗例:買収後の短期的な株価や業績を重視
*10年の時間軸で買収後の戦略を考える。
・国内事業とのウィンウィンに固執しない。
・現地マネジメントん経営を任せない。
・大型海外M&Aは長期経営執行するトップの下で行う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス実務系
感想投稿日 : 2014年12月3日
読了日 : 2014年12月3日
本棚登録日 : 2014年12月3日

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