社会を変えるには (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社 (2012年8月17日発売)
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「考え」を押し付けられるのではなく
「考える」ヒントがちりばめられている
小熊英二さんの著を読むたびに
思わせられること

「デモをする社会」が書かれている
もちろん
あなたもデモに参加しなさい
という安直なことが書かれているわけではない
その時代の その時の
その人たちが なぜ「デモ」という表現に
至っているのか

そこにいたるまでの経緯
その時代の必然的な理由
その人たちの行動のとらえ方
さまざまな要素を
実に分かり易く
「絵解き」してくれている

「おわりに」の中で
この「本」を「教科書」にしないで欲しい
私を講演会に呼ぶのではなく
この「本」を読書会の話題に取り上げて
あなたが 自分の頭で考えて欲しい
あなたが 自分の言葉で語って欲しい

と おっしゃる
小熊英二さんの言葉が
「これから」を「考える」後押しをしてくれている

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 評論(考えるヒント)
感想投稿日 : 2020年7月14日
読了日 : 2020年7月14日
本棚登録日 : 2020年7月14日

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