落花

著者 :
  • 中央公論新社 (2019年3月16日発売)
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感想 : 39
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これやこの
  行くも帰るもわかれつつ
知るも知らぬも逢坂の関  
             蝉丸

朝(あした)には落花を踏んで相伴つて出づ
暮(ゆふべ)には飛鳥に随つて一時に帰る
                   白楽天

この二編の詩が お気に入り
または なんとなく 知っている
そんな人には 強くお薦めです

「声明」
「日本の古楽器 特に琵琶」
に ご興味がある方にも
強くお薦めです

澤田瞳子さんの作品の巻末に
紹介されている
「参考文献」は いつもながら 
まことに 興味深く 
また なぁるほど感 満載です

平将門さんの時代が舞台として
描かれており
将門さんが「主」でないのも
また 嬉しい

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文芸 さ行 の作家
感想投稿日 : 2020年2月19日
読了日 : 2020年2月19日
本棚登録日 : 2020年2月19日

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