また 一つ 素晴らしい「時間」と「感動」を
持つことが出来ました
良き「一冊」に出逢うことの歓び
これは「本読み」にはたまりませんねぇ
朝井まかてさんで まず おっ
未だ読まぬ本を手に取り
奥付の「参考文献」を眺める
山下りん、イコン、ロシア正教…
(私だけ?が)ほとんど知らない世界
これは おもしろそうだ
と おもむろに 表紙を眺める
イーゼルに向かって
丸い木の椅子に浅く腰かけて
一本の絵筆を持つ
たすき掛けの着物姿の一人の女性
そして
ページをくると
主人公、山下りんさんが歩み始める
読み始める前には
誰ひとりわからなかった
冒頭に紹介されている「主要人物」が
読み終えた今
ひとりひとりが
とても 慕わしく 名残惜しく
思わせられる
あと十日ほどで
立春がやってくる
ひとあし早く春に近づいたような
気にさせてもらった
一冊でした
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
文芸 あ行 の作家
- 感想投稿日 : 2022年1月26日
- 読了日 : 2022年1月26日
- 本棚登録日 : 2022年1月26日
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