短編集。読みやすいページ数。
どれも読み終わった後に爽やかさが残る。
特に「君を待つ」は良かった。
主人公、いただけないところはあるけどそれが人生に作用するからわからない、というのはうなづける。
だんだん登場人物の年齢が上がってくるにつれ、共感できるポイントも違ってくるんだけれど、最後の短編が苦い味なのは人生の妙味というやつだろうか。
今回はどの話の登場人物もちょっとクセがある。
人間らしいと感じるか、読んでいて「うーん」となるか。
後者も含めて人間らしいというべきか。
手軽に読めて人と人の情を感じる素敵な作品。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2023年7月23日
- 読了日 : 2023年7月23日
- 本棚登録日 : 2023年7月23日
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