横溝ワールドらしいと言えばそうなんだが、推理小説としてはどうなのかな。大したトリックがあるわけでもなし、本当に謎がスッキリ解けたかと言えば、そうでもなし。とくに、この物語を成り立たせている前提に、割合早い段階で気付いたが、それが、私にはかなり無理があるように感じられる。
ただ、複雑な血脈と淫靡な雰囲気がなんとも言えず、時代を感じさせてその力で読ませる。横溝の作品は世評が高いものは、これで大体読んだが、初期のものをもう一度読もうかな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エンタメ・ミステリー・冒険小説・SF・ホラー
- 感想投稿日 : 2015年1月16日
- 読了日 : 2015年1月16日
- 本棚登録日 : 2013年5月26日
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