EQ~こころの知能指数

  • 講談社 (1996年7月19日発売)
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昔読んだ本を読み返す。自身の志や倫理観を養うことなど心を振り返る機会があった中で読むと改めてこのEQというものの大切さが理解できた。人はIQといういわゆる知能面ではなく、EQという心情面の方が社会で人と協働していく上で最も有効な能力である。

学びメモ
・人間の能力の差は、自制、熱意、忍耐、意欲などを含めた心の知能指数による。
・考え方として、人には2種類の知性がある、考える知性と感じる知性。この両方の知性のバランスが大事。
・心の知能指数とは、自分自身を動機付け、挫折してもしぶとく頑張れる能力のこと、衝動をコントロールし、快楽を我慢できる能力のこと、自分の気分をうまく整え、感情の乱れに思考力を阻害されない能力のこと、他人に共感でき、希望を維持できる能力のこと。
・EQに関する基本定義は、自分自身の情動を知る、感情を制御する、自分を動機付ける、他人の感情を認識する、人間関係をうまく処理する
・怒りを沈める方法、一つは怒りの発端となった理由をもう一度問い直してみる方法、もう一つはさらなる怒りを喚起する要因のない環境に身を移して急増したアドレナリンのほとぼりが冷めるまで待つ方法、がある

まずは、自分の感情を賢く操縦する方法を知らなくてはいけない。それが大事である。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年7月16日
読了日 : 2023年7月16日
本棚登録日 : 2023年7月16日

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