ビジネススクールで教えている武器としてのITスキル

  • 東洋経済新報社 (2018年4月20日発売)
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テクノロジーを理解するためのアルゴリズム的思考、基礎知識、課題解決の考え方から、テクノロジー中心の時代におけるマーケティング、戦略の取り方の変化、組織体制、人としての変化、について学べる。基本的な内容として押さえておくべきと納得できる良本。

学びメモ
・サーバーの保有台数が問題ではなく、アルゴリズムの差による計算量が問題。
・企画者自身がアルゴリズムから考えられることが競争優位となる。
・複数のユーザーのグループを集めて価値のやり取りを仲介し収益を生み出す仕組みであるプラットフォームビジネスを作る。より多くのユーザーに使われることで利益を得られる。特殊なニーズを持つニッチな顧客層を狙うこと、サービスを利用するプロセスなども含めた顧客の体験を最高にすること、ユーザー同士が価値を伝え合う仕組みを作ることがポイント。企業が対応できない多様で細かい顧客のニーズに応えるビジネスモデルである。
・マーケティングは、顧客経験を業務の中心にすることが基本になってきている。一人一人の顧客にどのような企業との接点を持ち、ロイヤルな顧客になってもらうか、ブランド戦略に基づいたカスタマージャーニーを設計する業務になってきている。
・クリエイティビティを持つ。既存の物事を批判的に見る力、前例に頼らず最適な姿を考える力、自分の頭を使うこと。
・企業や従業員として誠実であること、顧客や仕事に気わる相手を独自の考えや好みを持った個人としては扱うこと、コミュニケーションを取り信頼を積み重ねること。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年12月17日
読了日 : 2023年12月17日
本棚登録日 : 2023年12月17日

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