新・古着屋総兵衛第六巻。五十八門の大砲を搭載する薩摩藩の新・十文字船団七隻は大隅海峡にて、大黒屋の交易船イマサカ号・大黒丸の通過を虎視眈々と待ち受けていた。一方、総兵衛・案内役坊城桜子一行は伊勢から京都への道程に神君の故事にあやかって、伊賀加太峠越えを選んだ。それは一行を付け狙う薩摩の刺客の他に忍び崩れの山賊たちが盤踞する危険な道だった。そして、北郷陰吉が消えた……。積んでいた前巻『○に十の字』と二冊を一気読み。総兵衛の圧倒的な強さと余裕に唖然とするが、続く展開に大いに期待がかかる。
読書状況:読み終わった
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佐伯泰英
- 感想投稿日 : 2013年9月6日
- 読了日 : 2013年9月6日
- 本棚登録日 : 2013年9月6日
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