玉岡かおるさん初の時代物、夥しい餓死者を出し、戦国史上稀にみる悲惨な籠城戦となった三木合戦(三木の干殺し)その別所家に送り込まれたくノ一の波乱万丈な生涯を描く。天下統一を目指す信長・秀吉軍は西の雄・毛利との対決を控え播州にも女間者を送り込んでいた、播州・別所一族に送り込まれていた女間者・希久は若殿・長治の子を身ごもる。一時は別所家奥方可都率いる朱鳥組の武芸を指導していた小寺官兵衛こと黒田官兵衛から終戦工作の命を受け、その渦中に送り込まれたくノ一希久の過酷な運命・視点で別所一族側から見た戦国絵巻。
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カテゴリ:
玉岡かおる
- 感想投稿日 : 2014年4月5日
- 読了日 : 2014年4月5日
- 本棚登録日 : 2014年4月5日
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