日本の地霊 (講談社現代新書 1481)

著者 :
  • 講談社 (1999年12月1日発売)
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感想 : 6

国会議事堂の屋根から話が始まる。そして、議事堂は伊藤博文の霊廟だと結論を持っていく。色々な資料で説明するからそうかと思ってしまうが、あくまでも仮説である。筆者は、地霊とは、ある土地から引き出される霊感とか、土地に結びついた連想生、あるいは土地がもつ可能性といった概念と定義つけている。その中に、その土地のもつ文化的・歴史的・社会的な背景を読み解く要素も含まれる。原子力発電を設置する土地にも当然地霊は存在する。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 宗教
感想投稿日 : 2015年1月23日
読了日 : 2015年1月20日
本棚登録日 : 2015年1月20日

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