本書の主張によれば、ニート問題の本質とは21世紀における労働に関する価値観の問題であり、ニートとはそれを突きつけている存在なのだそうだ。しかしそれはほとんど筆者の解釈に過ぎない、というよりはニートという存在を筆者の思想のダシにしているに過ぎず、なんら具体的な提言も伴わない、ただの自己満足でしかない。このようなニート肯定言説こそ、かえって若年層を窮地に追い詰めるものでしかない。ニートって言うな !
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- 感想投稿日 : 2012年9月14日
- 読了日 : 2012年9月14日
- 本棚登録日 : 2012年9月6日
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