闇祓

著者 :
  • KADOKAWA (2021年10月29日発売)
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本棚登録 : 7597
感想 : 675
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ヤミ祓―闇ハラスメント―闇祓
精神、心が闇にあり――奴らはおそらく
少しずつ、故意に周りへと闇を押し付けている。


第1章の転校生白石要は、学校内を案内する委員長の原野澪に突然「今日家に行ってもいい?」と、言い出す。
澪は恐怖を感じその場から逃げ出す。
でも、それには訳があった!

団地の主婦、会社の同僚、小学校の生徒
・・・・様々な場で闇ははびこる。
闇の人間は少しずつ狂わせていく!

そして最後の章、再び要と澪が登場
する。もう澪は要を頼っている。
前の章の闇の被害者たちは、要が・・・・・・
ここから先は夢中になった。
ネタバレになるので、書けないのがもどかしい!

闇祓、何という題名だろう?!
表紙もこれは何とも言えない表情で
こちらを見つめる。
この本が辻村深月さんの新刊でなかったら、読まなかったかもしれない。
でも、辻村深月推しの私としてはやはり
押さえておかなくては、と思い読んだ。
何で!!
こんな話を考え出せるのか、と思う。
読んで良かった!
読む前と、後の気持ちの違いがあり
過ぎる!

辻村深月さん、バンザイ!!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年1月14日
読了日 : 2022年1月13日
本棚登録日 : 2022年1月14日

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コメント 4件

sinsekaiさんのコメント
2022/03/25

ゆうママさん
いいね!ありがとうございます。

読み終わりました!
面白すぎて一気に読んじゃいました

日常に潜む闇を見事に描いていて、気持ち悪いし
とても怖かったです。

自分の日常にも似たような事があったので
より感情移入できました。

辻村深月バンザイです!

アールグレイさんのコメント
2022/03/25

こんにちはsinsekaiさん♪

闇祓、私はこのレビューを書くことを迷って、迷って・・・・・
いつも頭に印象的なことを書くようにしています。
要の父親が出てきたところがいちばんのビックリでした。要は、親を助けたいが為に、あのような不思議な力を身につけたのでしょうか?そのへんはやはり本、オブラートに包まれています。
私は今、題名をダンナにあまり見られたくない本を読んでいます。
~~(m`∀´)イヒヒ
その次は湊かなえさん
図書館の嵐が吹いています!( ̄□ ̄;)!!ーっ

sinsekaiさんのコメント
2022/03/25

本が読める
こんな当たり前の日常を過ごせている我々は
なんて幸せなんだろうと思います
最近の世界情勢を見ると…

ポプラ並木さんのコメント
2022/05/19

アールグレイさん、共読ですね。久しぶりの辻村作品でした。白?黒?灰色辻村でした。若干ファンタジー的要素が強くなってしまって飽きてしまったかな?でもマウント合戦は面白かったです。また辻村作品を読みますよ。

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