あきらめません!

著者 :
  • 講談社 (2022年5月25日発売)
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本棚登録 : 1359
感想 : 145
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この本は読んでいて先が気になる!
家事をやらなくてはいけないのに、夢中になり夕飯が遅れた。罪な本だ。

主人公の郁子は、夫婦共に定年を迎え、
さぁこれからは仕事なんてしなくていいんだ、自由に生きていこう、と思って
いた。ところが、夫が田舎へ実家のひとり暮らしの母の元へ、帰りたいと言いだした。運が良かったのか悪かったのか、実家の隣家が売りに出されていた。結局買うことになるのだが、その売り主が
ひと癖もふた癖もある奴で、それは、
郁子のこれからの活躍に大きな影響をもたらす。


郁子が移住した町は、封建的な田舎町。
ある日、郁子は図書館の帰りに女性議員に出会う。「私はもう議員を辞めるから、貴女のような人に議員になってほしい」と言われ、驚いて断った。
だが町はカーブミラーひとつ設置してもらえず、町の予算はとんでもない使われ方をしていた。郁子は怒った!
そして・・・・・

クオータ制、という制度を恥ずかしながら私は初めて知った。
まだ日本にはない。ノルウェーは進んでいるなぁと思う。
4割を女性議員に、やはり難しいなぁ。

この本は読んで良かったと思う。
勉強になった。
少し非現実的ではあるけれど、
希望に溢れていて、勢いがある。
郁子はあきらめなかった!

2022、8、6 読了

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年8月7日
読了日 : 2022年8月6日
本棚登録日 : 2022年8月7日

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コメント 10件

まことさんのコメント
2022/08/07

アールグレイさん。こんにちは♪

私もこの作品読みました。
郁子は、61歳から始めたのですよね~。
人生まだ、何かやれるんだ、と思わせてくれますよね。
実際、私の県の、女性県知事さんも、もっと歳上です。

アールグレイさんのコメント
2022/08/07

まことさん♪
コメントありがとう( ̄∇ ̄)
考えたら、東京も知事は女性デスね。だけど、お役所仕事というのは、のろい!
申請手続きに時間がかかるのがいやです。

ポプラ並木さんのコメント
2022/08/07

アールグレイさん、こんばんは。感想楽しく拝見しました。北欧は世界でも男女平等の先を行っていますね。以前デンマークに2年住んだけど、女性がとても活躍(強い)している。現在の法律を作っているのが年寄り国会議員だったので早く今の実情に合わせたものに変えるべきですね。
垣谷さん、いつも日本の闇を突いた内容で大好きです。この本も大人気ですね。

アールグレイさんのコメント
2022/08/07

ポプラさん♪
コメントありがとう(*^○^*)
日本に総理の夫は誕生するのでしょうか?
ネタばれになりますが、ラスト郁子の夫は”俺、総理の夫になる!郁ちゃん応援するよ“と言うのです。
そういえば、原田マハさんの「総理の夫」積読になっています。
あぁ~いつ読もう?★Zzz

ポプラ並木さんのコメント
2022/08/08

アールグレイさん、総理の夫、既読です。こちらもとても面白かったですよ。内容似ているかも!マイペースで読んでくださいね!

アールグレイさんのコメント
2022/08/09

まことさんmorning !
こちらは暑いです!
先日の女性知事ですが、山形県は女性知事のようですね!
アララ~?(・u・)>
もしかして・・・・・失礼!

まことさんのコメント
2022/08/09

アールグレイさん。おはようございます♪

そうです。私は山形県民です。
知事さんは確か、旦那さんがいらっしゃらないのに、一人でお子さんを育てながらご両親の面倒もみていらっしゃり、お仕事もされているという、非常に稀有な方です。
山形、田舎で百貨店も潰れてしまったけれど、なかなか住みやすいいいところですよ。

アールグレイさんのコメント
2022/08/09

プライバシー、当てちゃって(^.^)ご(-.-)め(__)ん(-。-)ね(^.^)

まことさんのコメント
2022/08/09

アールグレイさん♪

いえいえ、とんでもありません(^^♪

ポプラ並木さんのコメント
2023/04/23

アールグレイさん、共読ですね(^^♪
男尊女卑の不条理、なんなんだ、日本は!って思いました。
ノルウェーが例に出ていましたが、先進国は男女平等は当たりまえ。
日本のへんてこりんな名残?どうしようもないね。
郁子はあきらめなかったけど、これからが本当の勝負だね。
男性を精神的に思いっきりぶん殴ってほしいです!

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