絶対にのし上がってやる。
底辺をウロウロしたまんまで人生終わってたまるかよ。
いつか大金持ちになって、世の中を見返してやるからな。
ーーーーー冒頭、主人公ユキのこんな心情から始まる。
ユキは、代理出産をさせられ怒っている。義父に騙された。16歳なのに、18歳と偽るように言われ、まだ知識の浅かった私を言いくるめた。
・・・・・立派な人助けだよ・・・・・だなんて。
こんなことになったのは、超極貧生活
だったからだ。代理出産の報酬は、大金だった。ユキは出産後、自分が桁外れの世間知らずだったことを後悔する。
そして、家出を決意する。義父は代理出産で稼ぐ計画を、企てていた。
そんな時、幼なじみのミチオに会い一緒に逃げる。
大金持ちになりたい!どうしたらいい
のか?
この本の題名にあるように、ユキは自分の経験を生かし、ミチオと代理母の仲介会社を設立する。
代理出産について、人それぞれの意見が
ある。凍結された遺伝子を使うことも、
お腹だけを借りることもあるだろう。
不妊治療が実らす、養子を迎える夫婦もいる。「自分の子が欲しい」その思いは計り知れないのでは、と思う。
最近では、妊活という言葉を耳にするようになり、それだけ「子供を産みたいんです」と声に出して言える世の中になったのかと思う。
最後になったが、この話の舞台は現代ではない。2040年だ。代理出産は、やはり法に触れたら困るだろう。でも、
ドローンタクシー、無人タクシーが
登場したことには驚かされた。
2021、3、27読了
- 感想投稿日 : 2021年3月28日
- 読了日 : 2021年3月27日
- 本棚登録日 : 2021年2月24日
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