タイトルは「論理的な伝え方を身につける」となっているけども、内容としては頭に「ビジネスにおいて」と付けておいた方がしっくりくる。
もちろん、ビジネス以外の研究分野においても通用することもあると思うのだけど、すこしコジツケが多い気がする。
・相手の立場で考えること
・インタビューにおいては、インタビュアーが相手から”受け取った内容”と、相手の”伝えたい内容”には誤差や間違いが生じるという認識が必要。
・「勘」や「知(ナレッジ)」や「意思決定」などを相手に伝えて共感を生むために、その感性が生じた要素を自身で分析し分類して数値化をするという過程をとること。
僕の生活シーンにはあんまり参考にならない気がした。
けども、著者はエピローグで下のように釘を刺しておられる。
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共感できない点があったら、ではあなたがどうやって伝えるかを考えてみてください。もしその方法が「このやり方が私は好き」という感情ではなく、「こちらの方が相手にすっきり伝わる」(=こちらの方が論理的)というものなら、是非私に伝えてください。
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しかし
本書の内容は、そこまで論理的かというと、そうには思えない。
”一見”論理的には装えるかもしれないけども。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年2月2日
- 読了日 : 2012年2月2日
- 本棚登録日 : 2012年2月2日
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