ウディ・アレンの写すパリは素敵だった。
芸術家たちにとって、過去は教科書であり憧れであり母である。
知識として頭に入れているだけの人は軽薄だが何故か異性を惹きつける。
それとは対極の存在なのが主人公ギルペンダーだ。
彼は所謂オタクなので周りからは少し煙たがられているのだが、その純粋な心が奇跡を起こす。
ウディ・アレンのメッセージは、「いつの時代も過去に憧れるが、今を生きることが大切だ」ではない。
「オタクを究めて奇跡を起こせ」だ。
この映画を観て勇気が出た。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
映画
- 感想投稿日 : 2017年12月11日
- 読了日 : 2017年12月10日
- 本棚登録日 : 2017年12月10日
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