プライベートバンクは、富裕層に何を教えているのか?――その投資法と思想の本質

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  • ダイヤモンド社 (2017年9月14日発売)
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金融資産1億円が顧客となれるハードル、というプライベートバンカーの世界が分かる。
富裕層の悩みである、事業承継、資産運用、節税、事業サポート、といった様々な悩みをサポートするのがプライベートバンカー。ブラックカードの取得サポートや、同じ境遇の人との出会いの企画までしてくれる模様。
フィー体系の違いから、プライベートバンカーは真の意味で顧客に寄り添える存在になっているらしい。そもそも、プライベートとは、顧客の損失に対して無限責任を負う、という意味が端緒らしい。
プライベートバンカーは、株式、債券、オルタナティブ、不動産、と幅広いアセットクラスを取り扱うところや、顧客との並走可能な点から、リテール営業が転職したがるのも、なるほど、といったところ。
5000万円から1億円が準富裕層、1億円以上が富裕層、とされ、アベノミクスの影響で富裕層が増加するなか、国内の富裕層向けビジネスは拡大するだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 金持ちになる
感想投稿日 : 2017年10月2日
読了日 : 2017年10月2日
本棚登録日 : 2017年8月22日

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