たんぽぽ娘 (河出文庫)

制作 : 伊藤典夫 
  • 河出書房新社 (2015年1月7日発売)
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本棚登録 : 821
感想 : 62
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女子好みのSF、13篇。
こんなに可愛いSF作品集を読んだのは初めてかも。

「特別急行がおくれた日」
「河を下る旅」…男女2人が天国か地獄か、あの世行きの川下りで出会って。。
「エミリーと不滅の詩人たち」…陰キャ女子と詩人@博物館。
「神風」
「たんぽぽ娘」…最後に書きました。
「荒寥の地より」
「主従問題」…家のドアから幸福そうな異世界へ…と思いきや。今も昔も異世界は憧れなんですね。
「第一次火星ミッション」…少年たちの宇宙の旅。宇宙への旅の書かれ方がほのぼのしてて良い。
「失われし時のかたみ」
「最後の地球人、愛を求めて彷徨す」
「11世紀エネルギー補給ステーションのロマンス」
「スターファインダー」
「ジャンヌの弓」…未来の王子様が少女を迎えに行く、ようなお話。

最後に、NO.1はやっぱり表題作の「たんぽぽ娘」です。
「『ビブリア古書堂~』かぁ。読んだことない。」と思いつつ読了。
話がもう可愛いすぎる。少女漫画。キュンキュンする。でも、読み終わった後に、「あれ?これ読んだことある…。」と過去のデータを探しました。

2013/6/14発行のこの作品のみの本で読了していました!このときにも「ビブリアは未読」と書いていて笑ってしまいましたが、表紙が(おそらく)同一人物の女性なんでしょうけど、同じ女性とは思えない(;^ω^)

https://booklog.jp/users/kei1122/archives/1/4835449479

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年8月3日
読了日 : 2021年7月30日
本棚登録日 : 2021年7月30日

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